こちらは築40年?程のお宅の水廻りの改修の現場です。
床を剥がす前から嫌な感じしてましたけど…
やはり…
基礎高が低く、在来の風呂の湿気や漏水、白蟻トリプルパンチ
急遽土台の入れ替え及び補強をする事にしました。
みて下さい、土台が完全になくなっています…
土台や間柱なども腐食していたので壁を押しただけで
壁が動いた体験は初めてでしたのでびっくりしました。
やはり壁の中など見えない部分は普通に生活してる状態ですと
発見出来ない、あるいはひどくなった状態までいかないとわからない事も
あるので発見が遅れ、末期の癌みたいな状態になりかねません。
そうなると一定規模以上にいじらないと直しきれない部分が出てきたり
手遅れ状態になります。
ですので新築時は最初の初期投資でコストの掛け所を意識してほしいです。
最初の初期投資分よりも改修費用の方が当然大きく掛かるので
当然、最初にしっかり考えておけばキャッシュフローも安心なのは間違いないですよね?
設備などのエネルギー器具などをわんさか新築時に搭載して建物性能を無理矢理上げるという行為も
基本的な部分がしっかりしていない限り意味がないのです。
設備機器なんて物は後からでも搭載出来ます。
器具や機械は壊れます。
その前にずっと一緒に寄り添わなくては行けないのは家本体なのです。
私の考えではお金に余裕があればそちらにも最初から目を向けてやれば良いと思いますが。
建物の性能も中途半端なのに最初からそういった物に頼るのはお客さんのためにならないと
思うのです。しつこいようですがこういう時代だからこそ。
簡単にいじれない部位は最初からしっかり造り、少ない器具で高熱費を下げる事から考えれば。
30年経過すればいくらになると思いますか?
躯体の性能を上げてコスト掛けた分は回収出来ると思います。
ですので最初から太陽光や設備に投資できる予算があるのであれば
お金の掛け所を考えてみて下さい。
よろしくお願い致します。
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株式会社 石井建設工務店