2017.10.26
高台などに起きる災害
近年雨やゲリラ豪雨などが多発していますね。
こういうのまれにありますよね。
そこで弊社のお客さんでもこんな土地が周辺相場より安いのでどうでしょう?
と聞かれる事があります。相場より1000万円近く安い金額の土地です。
実際現地に行くと崖条例に引っかかる所で、たいがいこういう所は
昔の古い間知石や大谷石などで古い擁壁になっています。
役所に確認するとほとんどが検査済がなく当時の計算値などなので…
新たに家を新築する場合はその部分も含めて新たに確認申請の検討をしなければなりません。
NGを出す所もあるでしょうが、たいがいは設計者の判断に任せるみたいな所が多く…
今は当然、造成などで新規の場合ややり直し含め擁壁の工事は高さもあるのですが、工作物の申請、擁壁の構造計算、役所の検査、検査済みを貰う必要があります。
おいおい、何が設計者に任せるだよ…
そういう擁壁については目視状況でクラックやヒビが割れている部分もみられ、この先お客さんがこの土地に住むと過程して今は大丈夫かもしれませんが生涯持ちませんよねってお話なんですよね。
ついでにその費用を出すと擁壁やり直し工事に1000万円近くかかる。つまり不動産でもそういう物件はどちらに転んでも売れればという価格設定に
なっている物件が多いんです。
なのでやり直しをしないとうちではここでは建築はやりませんというのは私の判断です。
50年前の物が後50年持ちますって保障ないですよね。
反対にやり直しをしないで建築してしまうハウスメーカーや建築屋さんなどもいます。
実際にあったのが弊社に相談にきたお客様はそちらの土地を諦めて、その後どうなったのかなと私はその土地を見にいきました…
古い擁壁はそのままで新しいおうちが建っていました。ちょっとぞっとしました。
柱状の杭や鋼管などありますけど、建物をそこから離して、杭の改良をすれば大丈夫とも言ったのかな?
擁壁が決壊すれば全く意味ないと思うし、建物は例え大丈夫でも周りに被害も大きく出ます。
ようは値段という物はそれ相応の対価にすぎない事柄が世の中ありますよね。
あとからでは出来ない事をそん時にしなくて事件が起きてから後悔では遅いです。
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株式会社 石井建設工務店