2017.11.23
解体工事
こちらは東京都内で解体工事が始まりました。
初日は解体用の足場や細かい物の解体を手作業で行います。
誰もいなくなった家を歩くのもなんだか不思議な気持ちです。
ベランダに可愛らしい物を発見しました。
試しに二階の天井をバールで剥がしてみると…
断熱材が入っていませんでした。この時代はそんな事もありますね。
今回は断熱性UA値0.49台です。低ければ低いほど良い数値ですが国の基準値は地域柄0.87です。
とはいえどUA値は所定の断熱材の種類、厚み、サッシ性能で出せてしまいますので。
無論出すのは素材にこだわらないと駄目ですけどね。
言ってしまえば机上の数字といった所です。断熱と気密と換気この3点が大事。
今や机上面では断熱数値が高い材料に厚みを持たせ、サッシ性能をある程度向上
させれば0.87付近はだいたいどの会社も到達出来ると思います。
ですので断熱性能値だけにとらわれてしまうのは良くないという事です。
気密に関しての基準は特に決められてないのがおかしいですよね…
いくら断熱性能が良くても気密は関係ないような家が今だに造れてしまうという事実です。
実際に気密工事はかなりの手間が掛かります。知識も必要です。
気密がなければ換気もしっかり働かない。
断熱が良くても、気密悪し、換気不十分は躯体内結露も誘発してしまいます。
こういう事はしっかり国で定めて時代を繰り返さないで欲しいですね。
一つでも欠けると駄目なんですね。
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株式会社 石井建設工務店