石井建設工務店

2016.04.23

これからある意味危ない住宅が増えます

東京大学准教授の前 真之先生の本

 

「エコハウスのウソ」

かなり内容が面白い本ですね。

私達が伝えたいような事、まだまだ足りないような事が書いてあります。

 

国は2013年H25年に省エネ基準を大幅に改正しましたが。今までと違い義務化です。

2020年までは住宅を含めてすべての建築物において適応。簡単に言えば耐震基準と同じく

満たしていなければ確認申請が降りません。

 

へーすごいとは思わないで下さいね。かなり国も動いたんだと思うところですが

基準はまだまだ甘すぎます。H25年基準をクリアしてるからうちは安全とか数値だけで

安心してしまわないようにして頂きたいです。

 

基準といえど数値です。数値は規定されてる断熱材や条件を入れればあまり知識や技術がない

ところでもクリア出来てしまいます。

 

おかしな事にこのH25年基準にも前にはあった気密の性能のスペックがない…

これは裏を返せばいくら建物がスカスカでも断熱材が所定の厚みさえ入ってれば等級4クラスの

住宅を名乗る事が出来てしまいます。

 

前先生も「気密なき断熱は無力」絵に描いた餅にすぎないと書いてあります。

 

じゃ国はなんでもっとハードルを上げないの?義務を求めれば要求する項目はおのずと低くなる。

抵抗勢力がいるからですね…笑チェックが入り駄目が出れば役所の担当者も質疑応答などに追われ面倒

な事も分かってるから数値や基準は上がるが完全までとは難しいんでしょうね…

 

ですので私はこれからある意味怖い家が増えると思います。

住宅を性能の良い家にする条件は大きく断熱、気密、換気この3点

これのバランスが取れていなければなんらかの問題がやはり起きます。

残念ながらまだまだこんな時代ですから。

数値や称号などではない事に大事な事はありますのでその辺りを理解するとみなさんの

考え方も変わるのではないでしょうか?

 

日本の悪い所は問題があるのを分かっていてその問題を先送りにするような事があります。

 

その問題解決はかならず後続者にツケが回る気がします…

 

 

 

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